【欧米と比較】意外な新卒採用の利点(日本雇用の強み)
今回は、新卒の問題点について議論しようと思います。
あまりに、大きなテーマなので部分的に考えます。
新卒一括採用は日本雇用システムの代表的特徴のひとつです。
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はじめに問題点ひとつを挙げます。
一番の問題は、ピーターの法則が示すように一番その階層に合わない人が、その場所にいる
その階層から上がるためには、何らかのパフォーマンスを出す必要があります。
新卒で入社する場合は、雑巾がけからスタートするので、先ず、雑巾がけ・お茶くみを上手に行う必要があります。
次に、会社によって異なると思いますが係長、課長と昇級します。
結果、そこでパフォーマンスが上がらない人が、そこにいる状態になります。
これは、大変な人材の無駄遣いで課長には向かないけれど取締役に向く人が才能を発揮できません。
私自身も、はっきり言って、平社員で、オペレーション寄りの業務は得意じゃないと思います。
次に利点ひとつ。
これは、比較的長い期間を設定できて上司など外部の環境が合わなくとも技術を伸ばせることでしょう。
つまり、日本では解雇は原則できないので、仕事が合わない、上司と合わないでも異動や上司が異動するまで時間を使用できるということです。
米国のようにポスト契約ではないので、これが実現できます。
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新卒一括採用は、問題点としてよく挙げられますが、利点もあります。
若手は、自分に合う雇用システムを採用している会社で力を発揮することが望まれます。